マン・オン・ワイヤー[U-NEXT]
1974年、フランスの大道芸人フィリップ・プティは、(当時)世界一高いビルだったNYワールド・トレード・センター間のツインタワーの綱渡りを敢行しました。
このパフォーマンスは「史上、もっとも美しい犯罪」と賞賛されたそうです。
この映画の監督であるジェームズ・マーシュが「事件」から30年後に彼のことを取材しようとプティの元を訪ね、「計画過程の記録映像」を提供されたことがこの映画の発端になってる様です。
まだ20代前半?ぐらいのチームメンバーたちがアジトで作戦を練ってる感じはすごく微笑ましい。計画から実行まで結構な予算がかかっているかと思うんですが、それがどういうところからきているのかははっきりと示されてないですね。(パートナーがプティは裕福な出自だとコメントしていたりもするのでそういうところからきているのでしょうか、それともパトロンがいたのかな。)
実際に綱渡をしているシーンはもちろんいいんですが、サポートする仲間たちが「プティが夢に描いた風景を観てみたい」「でも共犯どころか下手すると自殺幇助になってしまう」とか、計画当時の葛藤を振り返るのが微笑ましい。
僕も目の前にプティみたいな前人未到の偉業にチャレンジしようとしている人がいたとしたら手伝っちゃうかもですね(笑)
1974年のパフォーマンスで一躍スターになったプティは、今でも路上での大道芸人を続けているようです。
このTEDのスピーチも映画本編と同じくらい素晴らしいので是非見て見てください。
Netflixでは公開終了になっていますが、U-NEXTで見られるようですね。